アサガオの育て方|初心者でも簡単にできる!種まきから開花までの手順とコツ【子供と一緒にガーデニング】

朝顔(アサガオ)を子供と一緒に育てよう!初心者におすすめの夏の花

日本の夏を代表する花「朝顔(アサガオ)」。※以下アサガオと統一します。
アサガオは、初心者でも簡単に育てることができる花で、小学校などでも植えますよね。

ガーデニング初心者でも、種まきから開花までの手順やコツを押さえれば、美しい花を咲かせることができますよ。花色が豊富なところも魅力なので、ぜひ好きな色のアサガオを育ててみましょう!

アサガオの歴史

アサガオは、日本に中国から薬草として渡来したといわれています。日本に入ってきたアサガオは、青一色の丸い花だったそうですが、やがて観賞用としても人気が高まり、全国に広がりました。

江戸時代にはアサガオの品種改良が盛んに行われ、今に繋がるような多くの種類が登場しました。

浮世絵や屏風絵にも描かれる大人気の花です。

現在販売されているものの多くは日本で育てられた園芸品種で、これだけ多くの品種が誕生する花は世界的にも珍しいと言われています。最近では昼になっても花がしぼまないものや、宿根性のものなど、多種多様なものが販売されているので、生育環境や好みに合わせて自由に選べるのも魅力です。

アサガオってどんな花?

■アサガオの種まき・植え付け・開花時期

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種まき
植え付け
開花

■アサガオの分類・草丈・花色など

学名Ipomoea nil
和名朝顔(アサガオ)
外国の呼び方英語:Morning glory
分類ヒルガオ科・サツマイモ属
草丈20cm~500cm
花径10cm~25cm
花色紫・赤・ピンク・青・白

アサガオの育て方|種まき・植え付け・開花時期

アサガオの種まきの時期


アサガオの種まきのポイントをチェックしていきましょう!
アサガオのタネを植えるのに最適な気温は、15~20度です。気温が低いと発芽率が低下し、気温が高すぎると発芽が遅れたり、徒長したりすることがあります。アサガオのタネを植える時期は、地域によって異なりますが、一般的には5月~6月が適期です。

  • 気温が十分に上がった5月以降に種をまく。地域によって異なりますが、一般的には5月~6月が適期です。(アサガオのタネを植えるのに最適な気温は、15~20度なので、天気予報を見てこの気温を下回る日がなくなったら植えましょう。)

ここからは、種まきから開花までの手順とコツをご紹介します。ポイントを押さえれば、アサガオを元気に育てることができますよ。

アサガオを植える場所の選び方

アサガオを植える場所は、以下の3点に注目して選んでください。

1.日当たりが良い場所

アサガオは日当たりが良い場所を選んで植えましょう。コンテナや鉢で育てる場合も、日当たりが良い場所に置きます。

日当たりが悪いと花つきが悪くなってしまいます。

2.水はけが良い場所

アサガオは多湿になるとカビやウイルスにやられてしまいます。水はけがよく、風通しが良い場所に植えるようにしましょう。

3.夜中しっかりと暗くなる場所

アサガオは「短日植物」といって、日照時間が短くなることで花を咲かせる性質を持っています。そのため、1日中明るい場所に置いておくと葉は次々と育つのに、花が咲かないという現象が起こります。

アサガオの種まき・植え付け・開花までの流れ

アサガオを植える前の土づくり

アサガオは中性からアルカリ性の土壌を好みます。種から育てる場合は、市販の種まき用土を使用します。地植えする場合は緩効性肥料を元肥としてしっかりと混ぜておきます。

土づくりにこだわる場合は、腐葉土と元肥を混ぜ込み、苦土石灰を混ぜて2週間程度おいてから植えましょう。

アサガオをの種は傷つけて埋める

アサガオは種皮が硬く、水を吸い込みにくいのが特長。傷をつけたり、一晩水にしっかりと浸してから撒くようにしましょう。品種によっても種のまき方が異なるので、詳しい説明はパッケージの裏側を参照ください。

注意

アサガオの種の芽の部分(少し窪んでいる場所)は傷つけないように注意しましょう。

アサガオの種は1穴1粒

アサガオの種を植える時は、人差し指の第一関節くらいの深さの穴をあけ、1穴1粒ずつ入れて埋めます。

地植えする場合

15cm~20cmほど間隔をあけましょう。

小型の鉢の場合(小学校で配れるような小さな鉢)

1鉢1株にしましょう。

大型のプランターの場合(緑のカーテン用の大型プランター)

4~5株まで植えることができますが、密集しすぎないように気を付けましょう。

水やりを欠かさない

地植えした場合も、鉢やプランターのまま購入した場合も、発芽するまでは水やりを欠かさない様にしましょう。1日1回を目安にたっぷりあげるのがコツです。

ポイント

水やりの時間は早朝や夕方の涼しい時間にする

アサガオは液肥がおすすめ

アサガオはリン酸・カリ主体の液体肥料がおすすめ。10日に1回くらいを目安に与えましょう。

アサガオは誘引して姿を整えよう

アサガオはぐんぐんつるが伸びます。そのままにしておくと好き勝手に絡まって見栄えが悪くなってしまうので、計画的に誘引しましょう。

誘引のポイント

朝顔のつるは下から見て辿ると半時計周りの左巻きになっています。ネット、網、フェンスなどに誘引する時は網目に対して左巻きに巻き付けるとキレイに見えます。

アサガオの害虫・病気対策

■アサガオにつきやすい害虫

ホコリダニ
ハダニ
アブラムシ
アザミウマ
ハモグリガ
オオタバコガ
ナメクジ
ヨトウムシ

■アサガオがかかりやすい病気

疫病
斑紋病
べと病
うどんこ病
モザイク病

アサガオは雨が少ない都市には害虫が付きやすく、多い年には病気になりやすい性質があります。

子供がいるご家庭では安心・安全な農薬を使いたいですよね。そんな時にはこちらの商品がおすすめです。

■アースガーデン やさお酢

食酢100%で収穫直前まであらゆる植物に。病気・虫退治と予防に使える特定防除資材。オリジナルブレンドした食酢100%なので収穫直前まで何度でも使えます。

引用:アースガーデン

シーン別おすすめアサガオ品種紹介

初心者でも簡単に育つ定番アサガオ品種

■大輪アサガオ(混合)|大きな花が咲く達成感満点の品種

■早咲アサガオ|早咲きでグリーンカーテンにもおすすめ

ちょっと変わったアサガオを育てたい時におすすめの品種

■桔梗咲アサガオ|花びらが尖っていてエレガント

■つるなしアサガオ(矮性種)|つるが伸びないから狭いお庭やベランダでもOK

小さい花が個性的なアサガオの品種

■るこう朝顔|真っ赤で小さな花がキュート

■つばめ朝顔|鮮やかな紅色の小さな花のアサガオ

初心者におすすめの夏の花『アサガオ』を子供と一緒に育てよう♪

日本の夏が感じられるアサガオ。

今は色々な品種が園芸店に並ぶので、好きな品種を選んで育ててみれば、より楽しそうですね。

ミックスを買えば花色が異なるものを鑑賞できるのもおすすめですよ。

みなさんも是非、育ててみてくださいね。

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