【文豪も愛した】東京・日暮里の老舗「羽二重団子」の歴史と魅力

東京・日暮里の名物「羽二重団子(はぶたえだんご)」って知ってる?

みなさんは「羽二重団子(はぶたえだんご)」を知っていますか?

食べたことはないけれど、名前だけ知っているという人も多いのではないでしょうか。

羽二重団子は、東京都荒川区日暮里に本店を構える「羽二重団子」の看板商品。創業以来、200年以上続く老舗の人気菓子です。

羽二重団子は、東京都の「東京三大団子」の1つに数えられており、多くの人々に愛されている和菓子でもあります。

【東京三大団子】
1.羽二重団子
2.長命寺の桜餅
3.言問団子

今回は、そんな羽二重団子について、歴史や特徴、食べ方について詳しく解説しています。

羽二重団子の歴史|通称“芋坂の団子”と呼ばれ文豪に愛された和菓子

羽二重団子は、明治時代から夏目漱石や正岡子規など、多くの文豪に愛されてきました。「芋坂の団子」という名前で呼ばれていたのが、この羽二重団子のことです。

夏目漱石は、日暮里の近くに住んでいたことから、羽二重団子をよく食べていたと言われていて、彼の代表作である『吾輩は猫である』では、主人公の猫が、主人と一緒に羽二重団子を食べるシーンが描かれています。

正岡子規は、病床にあっても羽二重団子を食べていたと言われています。『仰臥漫録(ぎょうがまんろく))』という随筆の中で、「あん付き三本焼き一本食ふ」と、羽二重団子を食べたことを記録しています。

その他にも、久保田万太郎や田山花袋など、多くの文豪が羽二重団子を好んで食べたことで知られています。

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羽二重団子の昔の値段|高級だけど食べたい絶品団子

羽二重団子だけでなく、串団子と言えば数百円で買うことができますよね。しかし、明治時代は特別な日やお金持ちが食べるちょっと贅沢な和菓子でした。

当時の羽二重団子の値段は、1本あたり1銭~2銭程度。これは、当時の平均的な給与の1割程度に相当する金額です。

羽二重団子は、高級な和菓子だったと言えるでしょう。しかし、その味わいは文豪をはじめ、多くの人々に愛されてきました。

明治時代の食料品は、現在と比べて比較的安価だったんじゃ。たとえば、米1升は約10銭、味噌1升は約15銭、醤油1升は約20銭。それと比べると、羽二重団子がどれほど高価だったかわかるじゃろう。

具体的な値段としては、以下の文献に記載が残っています。

  • 1871年(明治4年)の『東京名物案内』・・・羽二重団子が「芋坂の団子 1本1銭」と記載されています。
  • 1873年(明治6年)の『東京名物案内』・・・羽二重団子が「芋坂の団子 1本2銭」と記載されています。

羽二重団子の特徴は「まるで上質な絹のようなきめ細かさ」

羽二重団子の名前の由来

羽二重団子の名前の由来は、創業当時、団子が羽二重のようにきめ細かいことから、客から「羽二重団子」と呼ばれたことがきっかけだと言われています。

羽二重(はぶたえ)とは、平織りと呼ばれる経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に交差させる織り方で織られた織物の一種。薄手でなめらかで、光沢感があるのが特徴じゃ。

このきめの細かさは、餅をしっかりとつくことで生まれます。

昔から、「(餅を)よそが300つくならうちは600つけ。」と伝承されてきた技術が、今なお愛される羽二重団子の特徴でもあります。

(実際にそれだけ“つく”ことを言っているのではなく、他のお店よりもしっかりと工夫して手間をかけてつくるようにという意味だそうです。)

団子をきめ細かく作るには、職人技がないとできないことです。今のように機械が無かった時代に生まれたきめ細かい羽二重団子は、よほど上質な味わいに感じられたことでしょう。

羽二重団子の作り方

羽二重団子の特徴は、きめ細かい生地と、小豆の風味豊かなこし餡です。生地は、もち米と白玉粉を合わせた、もっちりとした食感が特徴。餡は、北海道産小豆をじっくりと炊き上げており、甘さの中にも小豆の風味がしっかりと感じられます。

羽二重団子は、焼き団子と餡団子の2種類があります。

焼き団子は、生地を丸めて蒸し上げ、醤油を塗って焼いたものです。

餡団子は、生地の中にこし餡を包んだものです。

団子は、まん丸ではなく中央が少し窪んでいます。この独特な形が、他の団子との違いでもあります。

羽二重団子の味

焼き団子の味

焼き団子は少し固めの食感が特長。これは、醤油だれを付けて焼いても餅の食感や風味を変えないための工夫。固めの食感と、香ばしい醤油の香りがたまらない一品です。

餡団子の味

餡団子はしっかりとした歯ごたえがありながらも、キメが細かく滑らかで、粘りを感じるのが特長。北海道産の小豆を使った餡は甘さ控えめで何本でも食べられそうな味わい。

羽二重団子の種類と値段

店頭で販売されている羽二重団子は、餡団子(あんだんご)と焼団子(やきだんご)の2種類。

餡団子(こし餡)・焼団子(生醤油)共に1本302円(税込)​です。 ※2023年9月時点

店頭では、箱詰めにした贈答用やお土産用にぴったりのものも販売されています。

価格は以下の通りです。

1本302円(税込)
5本折1576円(税込)有料箱¥66含む
6本折1878円(税込)有料箱¥66含む
8本折2504円(税込) 有料箱¥88含む
10本折3108円(税込)有料箱¥88含む
12本折3723円(税込)有料箱¥99含む
15本折4662円(税込)有料箱¥132含む
20本折6227円(税込)有料箱¥187含む
2本・パール皿置き2本パール皿604円(税込)
2本・パール皿置き2本紙箱631円(税込)
引用:羽二重団子

羽二重団子は、インターネットでも販売されています。

羽二重団子のカロリー

羽二重団子のカロリーは、焼き団子は1本あたり93.5kcal、餡団子は約98.5kcalです。

羽二重団子は、もち米と白玉粉を合わせた生地と、北海道産小豆をじっくりと炊き上げたこし餡で作られています。もち米は、炭水化物が豊富に含まれており、カロリーも比較的高めです。こし餡は、砂糖が使われていることから、カロリーが高くなります。

羽二重団子は一般的な団子と比べるとカロリーは低めです。カロリーを気にせず美味しくたべることをおすすめします。

羽二重団子の賞味期限・日持ちはする?

羽二重団子の賞味期限は当日中です。時間が経てばたつほど固くなってしまうので、できるだけ早く食べましょう。

賞味期限が切れそうなら、冷凍保存で日持ちさせよう

食べきれない場合や、賞味期限が過ぎてしまった場合は、冷凍保存することもできます。
冷凍保存すると、賞味期限を1ヶ月程度延ばすことができます。(公式の方法ではありませんので、自己責任で保存してください。)

冷凍保存する際は、冷凍用ラップで1本ずつ包んでから、冷凍庫に入れましょう。
解凍する際は、冷蔵庫で自然解凍するか、電子レンジで解凍してください。

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羽二重団子はなぜ“まずい”が検索に出てくるの?口コミは?

羽二重団子で検索をすると「まずい」という言葉が出てきます。しかし、X(旧Twitter)で検索してみても、googleマップの口コミでも、羽二重団子がまずいというような感想を書き込んでいる人は探し出せませんでした

なぜ、そういう言葉が検索に出るのかは不明ですが、人気店や老舗にはこういうマイナスな言葉が出てくることがよくあるようです。

なので、ここでは声を大にして言います

羽二重団子はおいしいぞー!!!(体験談)」

ただし、色々な方の口コミを読んでいて感じたのは、「私たちが食べている普通の団子との違い」が、“まずい”と表現されたり、検索される一因になっているのではないかと感じました。

羽二重団子 まずいで検索されている理由として一番感じたのは、“餅の固さ”に関することでした。

羽二重団子の生地は、もち米と白玉粉を合わせたものです。もち米は、水分を吸収しやすいため、時間が経つと固くなってしまいます。また、羽二重団子は、蒸し器で蒸して作るため、どうしても生地に弾力が出てしまいます。そのため、生地が固いと言われることがあります。

もちろん、羽二重団子をおいしく感じる方もたくさんいます。羽二重団子の特徴である、きめ細かい生地と、濃厚なこし餡の味わいを好む方も多いでしょう。

「まずい」という感想が出てくるのは、個人の好みや、羽二重団子の特徴を理解しているかどうかによっても異なると言えるでしょう。

「まずい」って表現はとっても失礼だし、好きな人がいるから続いているんだし、もっと違う言い方や伝え方をしてほしいよ。

羽二重団子の店舗情報

羽二重団子の販売店舗情報は、公式ホームページから確認できます。

最新情報や季節商品の情報もこちらに記載があるので、行く前にチェックしてください。

羽二重団子 本店|東京・日暮里

イートイン テイクアウト
テーブル席 座敷席

羽二重団子本店は、荒川区日暮里にあります。

2019年5月にリニューアルし、喫茶スペースができたので、店内でゆっくりと食べたい人におすすめです。

お休みの日は長蛇の列のこともあるから、時間に余裕をもって足を運んでくださいね。急いでいるときは最寄りの店舗もおすすめです。

店名羽二重団子 本店
住所〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5-54-3
定休日年中無休
営業時間平日 9:30〜16:30(ラストオーダーは、16:15です。)
土日祝10:00~16:30(ラストオーダーは、16:15です。)
上記の時間と異なる場合がございます。詳しくは公式ホームページをご覧下さい。
駐車場なし
備考
羽二重団子 本店 · 〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5丁目54−3
★★★★☆ · 和菓子屋

HABUTAE1819 羽二重団子 日暮里駅前(直営支店)

テイクアウト イートイン
テーブル席

店名HABUTAE1819 羽二重団子 日暮里駅前
住所〒116-0014 東京都荒川区東日暮里6-60-6
定休日毎週月曜日
年末年始
営業時間11:00〜18:00
駐車場なし
備考
羽二重団子 日暮里駅前店 · 〒116-0014 東京都荒川区東日暮里6丁目60−6−103
★★★★☆ · 和菓子屋

羽二重団子エキュート日暮里店

テイクアウト

引用:羽二重団子

日暮里駅構内のエキュートにある店舗。

本店と比べて並ばなくても買うことができる!と、リピーター御用達の店舗です。

店名エキュート日暮里店
住所JR日暮里駅構内
定休日年中無休(エキュート日暮里の営業時間に準ずる)
営業時間月~金 9:30~22:00
土・日・祝 9:00~20:30
駐車場なし
備考
羽二重団子エキュート日暮里店 · 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里2丁目19−1
★★★★☆ · 和菓子屋

羽二重団子 西日暮里店

テイクアウト

引用:羽二重団子

店名羽二重団子 西日暮里店
住所JR西日暮里駅構内 改札口前
定休日年中無休
営業時間10:00~20:00
駐車場
備考
羽二重団子 西日暮里店 · 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5丁目22−1 改札内
★★★★☆ · 和菓子屋

おせんだんご

おせんだんごは、江戸時代には雑司ヶ谷鬼子母神の境内で、参詣の人々が休むときや鬼子母神詣での土産として親しまれていた団子です。
味・価格・重量は羽二重だんごと同じですが5粒刺しです。鬼子母神に千人の子があったことにちなんでいます。

店名おせんだんご
住所雑司ヶ谷鬼子母神境内、大黒堂内
定休日土・日・祝日と8のつく日(8日18日28日)および戌の日。
営業時間11:00~16:30売切次第
駐車場なし
備考
大黒堂 · 〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3丁目15−20
★★★★☆ · 寺院・礼拝所

羽二重団子はお取り寄せもできる

羽二重団子はお取り寄せをすることができます。公式ホームページ、yahooショッピング、楽天市場から注文できるので、家でゆっくりと選んで届くのを待ちましょう。

羽二重団子のお取り寄せはどういう状態で届く?

羽二重団子のお取り寄せは冷凍で届きます。

解凍方法は焼き団子も餡団子も、以下の通りです。

①袋の封を少し切るか、お皿に出してラップをする。

②電子レンジの温めで、1本につき35~40秒(500W)温める。

③焼き団子は、そのまま食べられますが、濃い味が好きなら温め後に数滴お醤油をかけると更に美味しくなります。餡団子はあんこが温まりますが、それもまた出来立てのような美味しさです。

※温めた後はすぐに食べてください。時間を置くと餅が固くなります。また、再度の冷凍や冷蔵、解凍はできません。

羽二重団子のお取り寄せの賞味期限は3か月!

お取り寄せした羽二重団子の賞味期限は3か月。おやつはもちろん、朝食や小腹がすいたときの軽食としてもおすすめです。

変わらない美味しさ「羽二重団子」を親子で食べに行こう!

羽二重団子は、東京・日暮里の老舗の味。伝統を守り続けてきた銘菓は、文豪たちの想いも載せて、今なお愛され続けています。歴史に思いを馳せながら、ぜひ、一度食べてみてくださいね。

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