子供がお友達をけがさせた!その時親はどうしたらいい?
突然鳴る一本の電話。
「お子さんがお友達をけがさせてしまいました」
親としては驚くと同時に、どう対処・対処したらいいのか焦ってしまいますよね。
「すり傷程度でも謝罪は必要なのか」
「菓子折りを持って謝罪に行きたいけれど、どんなものを持って行けば良いのか」
など、パニックになってしまうのは当たり前です。
でも、子供同士でのトラブルや喧嘩、思ってもみないような怪我は、実はよくある問題でもあるんです。
しっかりと誠意をもって対応すれば、必ず乗り越えることができますよ!
今回は、子供がお友達を怪我させてしまった場合の謝罪方法や手順などの対応・対処法をご紹介します。
1.まずは心を落ち着かせて!状況を整理しよう
謝罪をするにしても、状況を把握できていなければどう謝ったら良いのか分かりません。
まずは落ち付いて、先生から聞いたことをメモに書きだしましょう。
相手に謝罪する際に、しっかりと状況を把握していないと不信感を与えてしまう原因にもなります。
「子供が友達を怪我をさせた」と言われたら、まず確認する内容
- 怪我をさせてしまった時間(●時間目の体育の時間、休み時間など)
- 怪我をさせてしまった相手の名前とクラス(同じクラスとは限らないので必ず確認を)
- どういう状況で怪我をさせてしまったのか(故意か故意ではないのかも確認)
- 相手がその後どうなったのか(病院へ行った、医務室で手当てを受けた)
- 相手の親御さんの連絡先や住所
この記事をご覧いただいている方は、既に学校から連絡を受けた後だとおもいます。学校から連絡を受けたあとでも、聞き逃したことがある場合は、再度電話をして確認してから謝罪しましょう。
また、今は個人情報保護の観点から、相手の親御さんの連絡先を教えて頂けないことが普通です。その場合は、自分の連絡を教えて折り返し連絡を貰えるようにお願いしたり、学校で謝罪する場を設けてもらうお願いをしましょう。
2.自分の子供に状況を確認しよう
自分の子供が他の子を怪我させてしまった場合、自分の子供にも必ず事情を聴きましょう。
子供が帰って来たら、すぐに状況を確認しましょう。
- 怪我をさせたのは、故意か、故意ではないのか
- 先生から聞いた内容と違っている部分があるのか、ないのか
- 故意の場合、理由があるのか、ないのか
- 今どういう気持ちでいるのか

怒りながら聞き出すことは厳禁。嘘をついたり、詳細を話せなくなってしまいます。
子供からの聞き取りで相手の子に非があることが分かった場合、親として子供を守りたい気持ちはよくわかりますが、この気持ちが前面に出てしまうと、謝罪が失敗してより大きな問題になってしまうこともあります。どんな理由があっても相手の子に怪我をさせてしまったのは悪いこと。しっかりとその事実を子供と共有して、謝罪に挑みましょう。
3.自分の気持ちを整理しよう
親としては自分の子が相手に怪我をさせてしまったと聞いた時、ショックを受けながらもしっかりしなきゃ!と気持ちが張り詰めますよね。
でも、緊張した状態や、興奮した状態で謝罪に望むと、思わぬ誤解を招いて余計こじれてしまうことも。
とにかく落ち着いて、自分の気持ちだけでなく、「もし自分が相手の親御さんだったらどんな気持ちか」ということを考えて、謝罪に望みましょう。
4.夫に連絡をする
謝罪に行く場合、できれば父親も行くのがベストです。
当日行くことになるか、日を改めてになるかはわかりませんが、会社を抜ける準備や移動のことも考え、できるだけ早めに連絡を入れておきましょう。
出張や単身赴任、どうしても連絡が付かない場合でも、相談することで自分の気持ちを落ち着かせられる場合もあります。普段子供の事は母親に任せきりという父親でも、こういう時は母親に任せずに一緒に謝った方が、相手の親御さんも誠意が感じられるでしょう。
5.相手の親御さんに謝罪の電話をしよう
状況を確認したら、相手の親御さんに謝罪の電話をしましょう。
怪我をさせてしまったのが故意ではない場合や、特別な理由がある場合は、親としては子供をかばって言い訳したくなるものですが、それを謝罪の際に言及してしまえば、「怪我をさせたのに言い訳!?」と、火に油を注いでしまいます。
怪我をさせてしまったという事実に対して、しっかりと落ち着いて謝罪をしましょう。
謝罪の電話のかけかた(一例)
※怪我をさせてしまった相手を○○、自分の子供を●●と記載しています。
●●の母でございます。
○○君(怪我をさせてしまった子のフルネーム)のお宅でしょうか?(又は、○○君のお母様の携帯電話でしょうか?)
先程、学校の先生から連絡があり、自分の子供がお宅の○○さんを怪我をさせてしまったとのことで、大変申し訳ございませんでした・・・。病院にもいかれたとのことで・・・お怪我の具合はいかがでしたでしょうか?
(相手の怪我の状態をしっかりと相槌を打ちながら、申し訳ないという気持を持って聞く。)
子供からの話では、休み時間で一緒に遊んでいたところ、(息子・娘)がぶつかってしまい、○○君を倒してしまったと聞いております。(故意の場合はこの状況説明はしない。とにかく言いわけをせずに謝る。)
○○君もとても痛かったと思いますし、お母さまも驚かれたことと思います。大変申し訳ありませんでした。
(息子・娘)にも、怪我をさせてしまようような遊び方をしないよう、きつくきつく言い聞かせました。
親として、私も責任を痛感しております。
息子も〇〇君に申し訳なかった、心から謝りたいと言っておりますし、私も息子さんにしっかりと謝罪をさせて頂きたいのですが、お時間を頂けますでしょうか?
電話で謝罪する際のポイント
言い訳をしないで謝る
故意ではない場合や、相手が悪い場合は、言い訳をしたくなる気持ちも出てきますよね。
でも、電話でそれをしてしまうと、顔が見えないからこそ、悪い印象を与えてしまいます。
相手の親御さんが「自分の子も悪かった」と言ったとしても、怪我をさせてしまった以上は、こちらが全面的に悪いという姿勢で会話を進めましょう。
声色で申し訳なく思っていることをしっかりと伝える
どんなことを話したら良いのか、あらかじめ紙に書いて謝罪する人もいると思いますが、淡々と話していると、「カンペ見ながら謝罪の電話入れてるの!?」と、イラっとされてしまうかも。
電話の向こうでも頭をさげているのが分かる
申し訳なく思っている表情が見える
ような声色で話をすることを心がけましょう。
謝罪は相手のタイミング・都合の良い時に合わせる
怪我をさせてしまった場合は、できるたけ早く謝罪をしたいですよね。
謝罪のタイミングとしては、当日、遅くても翌日にはしたいところです。
でも、相手の親御さんが仕事をしていたり、小さな赤ちゃんがいたり、様々な理由があって謝罪を受けられない場合もあります。そういった場合は、手紙で謝罪をします。
謝罪のタイミングは、あくまでも相手に合わせるようにしよう
自分が働いている、自分が小さな子供がいるというのは、謝罪に行けない理由にはなりません。
相手都合に合わせて、できるだけ早く伺うようにしましょう。
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