冬ふゆの季節湯きせつゆ「大根湯だいこんゆ」ってどうやるの?
みなさんは「大根湯」を知っていますか?
風邪の時に飲む方の大根湯は知っている!という人も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、飲む方ではなく、お風呂で浸かって楽しむ「大根湯」。
その名前の通り、大根を使った入浴法で、日本では、むかしから冬の季節湯として親しまれてきました。

あの大根!?
冬が旬の野菜である大根は、お風呂に入れると、いろいろな効果効能があると言われているんですよ。

そうなんだ!
そこで今回は、そんな大根湯の作り方・やり方・効果効能などをご紹介します♪
おうち時間にぜひ、挑戦してみてくださいね。
冬ふゆの季節湯きせつゆ「大根湯だいこんゆ」の作つくり方かた
では、さっそく作り方を見ていきましょう。
【定番ていばん】干葉ひばを使つかった大根湯だいこんゆの作つくり方かた
《用意するもの》
●葉っぱがついている大根
↑くらいサイズの大根で、約30gの干葉ができます。
だいこんの葉には、カロテン、ビタミンC、カルシウム等が豊富に含まれています。
だいこんの鮮度は葉で見分けることができます。葉先がみずみずしいものを選びましょう。引用:北陸農政局
●野菜干しネット
100円ショップ(ダイソー)で200円で売っています。
洗濯ネットでもできますが、葉っぱがネットにくっつきやすいので注意!
●お茶パック
100円ショップで売っています。できるだけ大きいほうが、葉っぱを入れやすいです。
《大根湯の作り方の手順》
①葉っぱが付いている状態の大根を用意します。
まずはスーパーや野菜の直売所などで、葉っぱが付いている大根をゲットします。
大根は家庭菜園で作っている人も多いので、ご近所で大根を作っている人がいたら、いらない葉っぱを分けてもらうのも良いですね。
②葉っぱの部分を切って、汚れを落とします。
葉っぱと料理に使う白い部分を切って分け、土などの汚れを落とします。

葉っぱと葉っぱの間に汚れがありますよ。
③10cmくらいの大きさに切ります。
乾燥させてから切ってもでも良いのですが、最初から小さめに切っておけば早く乾燥が進むのでおすすめ。

乾燥するとしぼむから、小さすぎるとネットからとり出すのが面倒だよ~!
④日陰で乾燥させ、干葉にします。
切った葉っぱを日陰で干して“干葉”を作ります。天気などによっても変わってきますが、2日~10日ほど乾燥させて、茶色くカサカサになればOK!
⑤お茶パックなどに入れてお風呂に入れます。
中くらいサイズの大根で、30グラムの干葉ができあがります。
干葉をお茶パックなどに入れて、お風呂に入れましょう。
10gずつお茶パックに入れておけば、全身浴だけでなく足湯などでも使えますよ。

ヨモギもちのような、いい香りがしますよ。
干葉を煮出してお風呂に注いでもOK!
大根湯の効果をもっと実感したいのであれば、煮出した干葉をお風呂に注ぐのもおすすめです。
めんどくさい!もっと大根湯だいこんゆを簡単かんたんに作つくりたい!
上では基本的な大根湯の作り方をご紹介しましたが、時間も手間もかかります。

冬に毎日天気を見ながら干すのは面倒!もっと簡単にやりたい!
そういう時には、生の葉っぱを使った大根湯に挑戦してみましょう♪
生の葉っぱを使った大根湯の作り方
①葉っぱが付いている大根を用意し、葉っぱと料理に使う白い部分を分けます。
②葉っぱを良く洗います。
③刻みます。
④すり鉢ですって、出てきた汁をお風呂に入れます。

生の葉っぱは、刺激が強いので、肌がよわい人は、少しの量から試してみてくださいね。
「大根湯だいこんゆ」の効果こうか・効能こうのうとは?
「大根湯」は、むかしから日本の農村部で健康に良いと伝わってきた民間療法です。
むかしの人は大根湯に入ることで冷え性の改善やさまざまな効果効能が得られると信じてきました。

今は科学的になぜ「大根湯」が良いのかが解明されていますよ。
大根湯だいこんゆは保温効果ほおんこうかが高たかい!
大根の干葉には、温泉とおなじ成分である「塩化物」や「硫化イオン」などが多く含まれており、私たちの皮膚にある、たんぱく質と結びつくことで膜ができます。この膜が水分の蒸発を防ぐので、保温効果が高まります。
大根湯だいこんゆは新陳代謝しんちんたいしゃが高たかまる!
新陳代謝(古い細胞から新しい細胞へと変わること)を高める効果があります。
ビタミンA、B1、C、E、β-カロテン、ミネラルなどが含まれているので、美肌効果も期待できますよ。
冬ふゆの季節湯きせつゆ「大根湯だいこんゆ」でポカポカ♡
大根湯は、地域や家庭によってやり方、作り方、入れる量などに違いがあると言われています。
みなさんも挑戦してみて、ぜひ自分に合った「大根湯」のやり方を見つけてみてくださいね。
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