写経は子供でもできる!東京観光と合わせて体験してみよう

みなさんは「写経」をご存知でしょうか?
写経とは
仏教の修行の一つで、経典を書き写すことをいいます。写経は、心を落ち着かせる効果があり、また、集中力を高め、文字を書く技術を向上させる効果も期待できます。
写経の詳しい情報は、こちらの記事も参照ください↓

今回は、子供と一緒に写経体験ができるお寺を紹介します。
最後には
- そもそも写経会に子供が参加しても良いの?
- 子供と写経会に参加するなら、どの曜日、どの時間帯が良い?
- 写経は宗派は分からない、宗派が違うお寺でも参加をしてもいいの?
- 写経にかかる時間はどのくらい?
といった疑問にも答えて行きますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
池上本門寺|東京都大田区

池上本門寺は、東京都大田区にある日蓮宗のお寺です。「法話と写経の会」を、毎月最終日曜日に開催しています。
会場は全て椅子席で、天井が高い開放感がある場所なので、正座が苦手な子供でも最後まで集中して写経に取り組むことができます。
※写経道具の貸し出しはありませんので、書写用具一式(硯・墨汁・小筆・文鎮・下敷き)を持参ください。
- 名称:池上本門寺【公式ホームページ】
- 住所:東京都大田区池上1-1-1
- 講師:布教部執事
- 写経の種類:法華経の写経(如来寿量品第十六自我偈)
- 日時:毎月最終日曜日 午前9時より開始 写経終了後11時半より納経法要
- 場所:朗峰会館4階・朗峰東の間
- 参加方法:要問合せ
- 料金:如来寿量品第十六(自我偈)1枚 2,300円、一部経 (法華経)1枚 3,000円
- 持ち物:時間までに、書写用具一式(硯・墨汁・小筆・文鎮・下敷き)持参
目黒不動尊(天台宗 泰叡山 護國院 瀧泉寺)|東京都目黒区

目黒不動尊(正式名称は天台宗 泰叡山 護國院 瀧泉寺)は、東京都目黒区にあるお寺です。
写経会は毎月開催されており、書院にて般若心経・観音経の2種類から選ぶことができます。
写経用紙はお手本が付いており、透かしてなぞり書きができるので、初めての人も安心。
全て椅子席なので、足がしびれません。
事前予約制ではありますが、必要な道具は全て用意されているので、手ぶらで行くことができます。
- 名称:目黒不動尊 天台宗 泰叡山 護國院 瀧泉寺【公式ホームページ】
- 住所:東京都目黒区下目黒3丁目20-26
- 写経の種類:般若心経、観音経
- 日時:毎月開催。開催日は公式ホームページでお知らせされます。
- 場所:書院
- 参加方法:ホームページから希望のお経の種類を入力し、事前予約をしてください。
- 料金:般若心経2000円、観音経3,000円
- 持ち物:なし
西新井大師(五智山遍照院總持寺)|東京都足立区

西新井大師(正式名称は五智山遍照院總持寺)は、東京都足立区にある真言宗豊山派の寺院です。
2か月に1度、定例写経会を開催しており、6月には般若心経を書写した後に護摩祈願し一年間ご本尊に奉納する写経祈願会もおこなわれます。
受付方法は、初回のみ前日までに直接西新井大師に直接行き、申し込みします。現地では申し込み用紙に必要事項を記入し、奉納料を添えて申し込みします。2回目以降からは電話で申し込みが可能です。欠席した場合でも、参加料は返金・または次回に持ち越ししてもらえるので、とても良心的です。
当日は必要なものはすべて用意してもらえるので、手ぶらでOK!使い慣れた道具があれば、持参して使うこともできます。
- 名称:西新井大師(正式名称は五智山遍照院總持寺)【公式ホームページ】
- 住所:東京都足立区西新井1丁目15-1
- 写経の種類:般若心経(午前の部・写経、午後の部・法話と写経)
- 日時:午前の部9:45、午後の部13:15までに集合
- 場所:大書院
- 参加方法:前日までに直接申し込み。2回目からは電話で申し込みが可能。
- 料金:大師写経会1000円、写経祈願会3000円~7000円
- 持ち物:なし。使い慣れた道具があれば、持参してください。
増上寺|東京都港区

増上寺は、東京都港区にある浄土宗の七大本山の一つです。
増上寺の写経会は、昭和54年3月14日にはじまり、7月・8月を除く毎月14日に開催されています。
写経する書写する経典は、浄土宗が浄土三部経(無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経)を始め、先師の残された様々な関係の経典です。また、書写した写経は、境内中程に建立された写経塔へ、永代にわたり、奉納されます。
- 名称:大本山 増上寺【公式ホームページ】
- 住所: 東京都港区芝公園4-7-35
- 日時:毎月14日(7、8月は除く)
- 場所:13:20より大殿3階仏間にて法話・14:00より写経会の法要が始まります。
- 参加方法:11:00より大殿1階にて受付
- 料金:2,000円
- 持ち物:小筆、「浄土宗のおつとめ」の本(当日、受付でも販売します)
三縁山 宝珠院|東京都港区

宝珠院は、東京都港区にある増上寺の塔頭(敷地内にある独立した寺院)です。
写経は、9時から16時(閉門1時間前)まで随時受付をしており、1時間あまりをかけて「般若心経」をじっくりと書写できます。
初心者や子供も説明してもらえるので気軽に参加が可能できます。仏様のお姿を写し描く写仏は、漢字が苦手な子でも参加しやすいのでおすすめ。お寺や仏教に親しみながら心の安らぎが体感できます。
- 名称:三縁山 宝珠院
- 住所:東京都港区芝公園4丁目8−55
- 日時:毎日(ただし、法要等で本堂を使用している際は写経はできないので、事前に確認をしてください。)
- 場所:本堂
- 参加方法:9時から16時(閉門1時間前)随時受付。
- 料金:一筆写経500円、般若心経1000円
- 持ち物:なし。
薬師寺東京別院|東京都品川区
薬師寺東京別院は、東京都品川区にある奈良薬師寺の別院です。
薬師寺では昭和43年から、写経の勧進を行っています。都内でも珍しい、毎日写経体験ができるお寺で、日曜・祝日も開催しています。
毛筆だけでなく、鉛筆で書くこともでき、椅子席なので正座が苦手な子も安心。2階受付で納経料を納ると、お写経用紙と輪袈裟を受け取れます。写経する経典は、般若心経、薬師経、唯識三十頌からお好みのものを選択できます。初めての方でも、僧侶か職員による簡単な説明あるので、初心者でも緊張せずに、行うことができます。
また、夜に写経会も開催されているので、仕事が忙しくてなかなか時間が取れない人も、金曜の夜・子供と一緒に参加してみてはいかがでしょうか?
- 名称:薬師寺東京別院【公式ホームページ】
- 住所:東京都品川区東五反田5丁目15番17号
- 日時:毎日午前9時〜午後5時中、随時受付
- 場所:道場
- 参加方法:2階の受付にて当日参加を申し込む。
- 料金:般若心経1巻 2,000円、薬師経1巻 4,000円、唯識三十頌1巻 5,000円
- 持ち物:なし。必要な道具は全て用意してあります。
東京は子供と写経体験ができるお寺がたくさん!
そもそも写経は子供が参加しても大丈夫?

写経絵は静かなお堂や会館で開催されます。参加者はみんな心を落ち着かせて写経をするために来ているので、赤ちゃん連れや、一人で静かに机に向かうことができないような小さな子では、基本的に参加は避けたほうが良いでしょう。子供が写経をする場合は、小学生高学年くらいからがおすすめです。

写経は経典を見ながら書き写すもの、下に見本を敷いて書き写すものがあります。年齢に合わせて選んでくださいね。
子供と一緒に写経体験をするなら、どの日・どの時間帯が良い?

写経会は、お寺によって開催している日時が異なります。毎日開催している場所もあれば、月に1度、2か月に1度などのところもあるので、事前にチェックしてみてください。

※写経会と書いて“しゃきょうえ”と読みます。
子供連れで参加をするなら、平日の夕方や、頻繁に写経会を開催しているお寺のほうが、混雑が分散されるのでおすすめです。

夏休みや冬休みなどの平日は、子供連れでの写経に特におすすめです。
写経は宗派が分からない・違っても大丈夫?

都内で写経をおこなっているお寺は、ほとんどが年齢・性別・宗教・宗派などを問わず、参加者を募集しています。ただし、今回ご紹介したお寺以外で、ホームページ等に写経に関しての記載がない場合は、あらかじめ電話等で問合せをすると安心です。
写経会にかかる時間はどのくらい?

写経会は経典によってかかる時間が異なります。
般若心経ならば1時間~2時間程度ですが、その他にも、子供や初心者向けの短いもの、熟練者向けの長いものなどがあります。子供が参加する場合は「最後までできるかな?」と不安になってしまうかもしれませんが、お寺によっては途中で持ち帰り、次回参加時に続きからできるところもあるので、まずは気軽に参加してみましょう。

時間内に終わらせようとせず、丁寧に描くことを心掛けてくださいね。

写経は、心を落ち着かせ、自分自身と向き合うことができる貴重な体験です。「子供が写経をしても大丈夫かな?」と思うかもしれませんが、写経体験を通して、心を整える方法を自分なりに見つけることは大きな財産になります。
写経体験は、心と身体を癒し、人生を豊かにするきっかけになるかもしれません。ぜひ、子供と一緒に素敵な時間を過ごしてくださいね。

写経体験をしたらぜひ教えてくださいね。私も近々行ってみようと思います。
写経におすすめの道具をご紹介します
最後になりますが、写経におすすめの道具をご紹介します。
子供の場合は、学校で購入した習字道具でも良いのですが、コンパクトなものを用意しておけば、いちいち学校から持って帰ってくる必要もありません。
また、道具を手入れすることで、物を大切にする習慣もできますよ。
■大人の写経道具はこちらがおすすめ
■子供の写経道具はこちらがおすすめ
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