子供と一緒に演劇を見たい!でも、ちゃんと見れるか不安・・・
子供が演劇を観ることは、想像力や表現力を育むのにとても良いことです。しかし、子供は大人とは違い、演劇のルールを理解したり、長時間じっと座っていられないことも。特に初めて演劇鑑賞に行く時には、「どんなことに注意したら良いの?」と、親も心配してしまいますよね。そこで、今回は子供が演劇を観る際の事前注意点と対策をご紹介します。このポイントを押さえるだけで、演劇鑑賞初心者でも安心して見に行けますよ。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
1.演劇の内容を事前に予習していく
演劇は、ストーリーや登場人物、セリフ、演出、美術など、様々な要素が組み合わさって作られる複雑な芸術です。そのため、子供には少し難しく感じてしまうことも。
そこで、あらかじめ演劇の内容を予習してから行ってみましょう。ストーリーや登場人物をある程度理解していれば、それ以外の演出や美術、音楽などの要素をより楽しめます。また、原作があるものでは原作との違いや、原作の世界観の再現度などの細かいところに注目できるため、最後まで集中して見やすくなります。
2.事前に子供の年齢や興味に合った演劇を選ぶ
演劇はスポーツ観戦や芸術鑑賞などに比べて、比較的子供たちが楽しみやすいエンターテイメントです。子供たちは、演劇を通して、笑ったり、泣いたり、ドキドキしたり、ワクワクしたり、その年齢でしか感じることができない体験をすることができ、情操教育にもなります。ただし、年齢に合わない難しいテーマのものや、全く興味のない分野のものだと、演劇に入り込む前に苦手意識や拒否感を持ってしまうことも。はじめて演劇を観に行く際には、親が決めるだけでなく子供も一緒に演目を選んでみてください。
3.事前に子供に合った演劇の長さかを注意して選ぶ
子供向けの演劇の長さは、一般的に約1時間ほどです。これは、子供の集中力がもつギリギリの時間であり、演劇の内容を理解しやすい長さであるからだといわれています。ただし「子供も大人も楽しめること」を謳った演劇だと、間に休憩を挟んで2時間半程度のものが一般的。そのため、予め上演時間を確認してから予約をするようにしましょう。
4.子供が座っていられる座席を事前に選ぶ
子供連れで演劇鑑賞する場合は、どこの席を選ぶかがとても重要です。せっかく場所が予約できるのなら「真ん中の一番いい席」を予約たくなりますが、子供がぐずった時やトイレに行きたい時などにとても大変になります。
子供連れで演劇鑑賞をする際には、親子観劇室が用意されている劇場や、親子席などを利用するのがおすすめ。親子観劇室や親子席は、子供が演劇を観やすいように、座席が低く設定されていたり、子供が座りやすいようにクッションが用意されています。また、親子観劇室や親子席の周りには、子供が遊べるスペースや、子供用トイレが用意されていることもあります。
子供向けの座席は、演劇を鑑賞する際、子供が快適に過ごすことができる座席です。子供連れの方は、ぜひ、子供向けの座席を検討してみてください。
5.演劇鑑賞のマナーを事前に教える
演劇を観る時のマナーをあらかじめ子供に伝えて練習しておきましょう。
演劇鑑賞マナー一例
- 静かに鑑賞する。ぐずらない。
- 前の席を蹴らない。
- 食べ物や飲み物を持ち込まない。持ち込みができる場所では、こぼさないように注意をし、食べる音にも注意をする。
- トイレはしたくなくても必ず始まる前に行く。また、なるべく休憩中や終わってからする。どうしても行きたくなったら早めに伝える。
- まわりの人が拍手をしたら、それに合わせて拍手をする。
- 演劇を観終わったら、拍手でお礼をする。
6.映画館で演劇鑑賞の事前練習をしてみる
演劇鑑賞はもとより、映画館にも行ったことが無い場合は、まずは映画館で練習をしてみましょう。子供向けの短い映画は、平日は空いていることが多く、気楽にみることができます。また、鑑賞マナーの練習や会場が暗くなった時の雰囲気、大きな音などに慣れることにも繋がります。
また、親も子供がどのくらいの時間集中していられるかを把握でき、演劇鑑賞をする際の演目選びにも役立ちます。
7.子供と一緒に演劇を観る時間を楽しい思い出にする
子供と一緒に演劇を観に行った時、内容が難しかったり集中力が続かなかったりで、残念ながら最後まで見られないことがあります。「チケット代を払って、しっかりと準備をして出かけたのに!」とイライラしたり、悲しくなってしまうことがあるかもしれませんが、実は大人でも演劇鑑賞を最後まですることが苦手・・・。という人もいます。
子供がぐずったり、帰りたいといっているのに無理やり引き留めてしまうと、親も子も疲弊します。そこで、演劇鑑賞に初めて行く際には「最後まで見られなくてもOK!」という気持で出かけましょう。また、最後まで見られなかったとしても、パンフレットを買ったり、お土産を買ったり、美味しいものを食べて帰ったりと、楽しい思い出の時間にすれば、また演劇を観に行きたくなる可能性もあります。演劇に興味が湧かなかったとしても、他のエンターテイメントに興味をつきっかけにもなるので、ぜひ“楽しい思い出にする”ことを第一に、見に行ってみてくださいね。
子供が演劇を観るときの注意点と対策を事前にチェックしよう!
初めて演劇鑑賞に行く際には親も子もドキドキしてしまいますよね。しかし、今回ご紹介した注意点と対策を事前にチェックしておけば、安心して見に行くことができます。楽しく演劇鑑賞ができれば、より世界が広がり、子供の自信にも繋がりますよ。ぜひ、楽しい時間を親子で過ごしてくださいね。
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