ヒマワリを育てよう!庭やプランターで簡単に育つ夏の花|おすすめ品種・肥料・害虫・病気対策もご紹介【子供と一緒にガーデニング】

「ヒマワリ」を子供と一緒に育てよう!初心者におすすめの夏の花

日本の夏を代表する花「ヒマワリ」。

夏の熱い時期に目にも鮮やかな黄色の大輪が輝き、たくましさを感じますよね。

そんなひまわりは実は北アメリカ西部が原産で、現地では「sunflour(サンフラワー)」と呼ばれています。

訳すと“太陽の花”!ヒマワリにぴったりの名前ですね。

今回は、このヒマワリについて、初心者にも分かりやすいように育て方の紹介をしていきます。ぜひ、種やポット苗から鮮やかなヒマワリを咲かせてみてくださいね!

ヒマワリってどんな花?

ヒマワリの種まき・植え付け・開花時期

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種まき   
植え付け 
開花

ヒマワリの分類・草丈・花色など

学名 Helianthus annuus
和名ヒマワリ(向日葵)、ヒマワリソウ(日回り草)、コウジツキ(向日葵)
ニチリンソウ(日輪草)、ヒグルマ(日車)、ヒグルマソウ(日車草)など
外国の呼び方英語:サンフラワー(Sunflower)
フランス語:ソレイユ(Soleil)
分類キク科(春まき1年草)
草丈30cm~350cm
花径10cm~30cm
花色黄色・赤・オレンジ・複色

ヒマワリの育て方|種まき・植え付け・開花時期

ヒマワリの種まき

ヒマワリの種まきは4月から5月です。6月でも遅くはありませんが、できるだけ状態が良い花を咲かせたい場合は、早めに種まきをするのがおすすめです。ヒマワリは移植すると上手に育たないことがあるので、種まきから庭やコンテナなど、最終的に開花させたい場所に直まきしましょう。

庭に空きがなく直まきできない時は、“ジフィーセブン(土ポット)”に種まきすると、失敗が少ないですよ。

ヒマワリを植える場所の選び方

ヒマワリを植える場所は、以下の3つのことに注目して選んでください。

1.日当たりが良い場所

日当たりが悪い場所だと、徒長(茎が必要以上に伸びること)し、倒れやすくなります。

2.水はけが良い場所

ヒマワリは多湿が苦手、必ず水はけが良い場所に植えましょう。

3.広い間隔で植えられる場所

園芸店に行くと沢山の種類のヒマワリの種が置いてありますが、どの種類も密植すると上手に育ちません。高性種(大型のヒマワリ)は50cm間隔、矮性種(小型のヒマワリ)は20cm、株の間を開けて植えられる場所を選びましょう。

ヒマワリの種まき・植え付け・開花までの流れ

ヒマワリを植える前の土づくり

ヒマワリを植える場所を決めたら、緩効性肥料を元肥として入れます。土壌の酸性が強い場合は、苦土石灰をまいてあらかじめ中和してください。ヒマワリは肥沃な土が大好き。堆肥と元肥を入れたら、しっかりと耕します。

ヒマワリの種まきは1カ所に2~3粒ずつ

ヒマワリの種を植える時は3cmほど穴を掘り、高性種、矮性種ともに1カ所に2~3粒ずつ種まきをします。土を2cmほどふっくらとかぶせ、よく水やりをします。

ヒマワリは密集NG!1本立ちさせよう

発芽し本葉が出たら間引いて、1カ所に1本だけにする「1本立ち」にします。少し勿体ない気がしますが、密集すると上手に育たないため、必ず間引きましょう。

ヒマワリは多肥好き!追肥と中耕をしてみよう

ヒマワリは多肥を好むため、間引きをした後は2週間に1回ほど株の周りに化成肥料を施し、中耕します。中耕とは株と株の間を耕すこと。土を耕すことで新鮮な空気が土壌に入り、微生物が活性化して、肥料の効果がアップします。

高性種のヒマワリが上手に育つ「支柱立て」

高性種は1m伸びたころに2~3本ほどの支柱を立てて誘因します。これをすると、ゲリラ豪雨や台風などの強風でも倒れにくくなります。

分枝性のヒマワリが形よく育つ「摘芯」

分枝性のヒマワリは、本葉が6枚以上になった頃に摘芯をすると形が良く育ちます。

「摘芯」とは、苗の最先端の芽を摘み取ることをいいます。これをすると、沢山の花が咲くようになりますよ。(分枝性の品種のみ)

ヒマワリの害虫・病気対策

ヒマワリにつきやすい害虫
アブラムシ
カメムシ
ハダニ
カタツムリ
コナジラミ
ナメクジ
ハマキムシ

ヒマワリがかかりやすい病気
うどんこ病
灰色かび病
黒星病
黒斑病
立枯病
斑点病
べと病

子供がいる家庭では、防虫・殺虫剤はオーガニックなものを使いたいですよね。ヒマワリにつく害虫の殺虫には、こちらの商品がおすすめです。

■アーリーセーフ

■ベニカマイルドスプレー

ヒマワリの種の取り方と保管方法

ヒマワリの種を採る手順

  1. ヒマワリの花が下を向き、種の部分が黄緑色から黒く変色した状態で1か月程放置します。
  2. 花の中心部と外の部分の種を数個採り、指で押さえてみます。しっかりと固かったらOK。柔らかい場合はもう少し放置しましょう。
  3. 種がしっかりと固くなったら、花冠をハサミで切り落とし、そのまま3日ほど乾燥させます。
  4. トウモロコシを1粒ずつ取るように、種を採取していきます。
  5. 種をとったら更に数日乾燥させます。密閉容器に種と乾燥材を入れ、冷蔵庫の奥に保存します。
注意

ヒマワリの種は、鳥や小動物の大好物。栄養満点の成熟した種は狙われやすいので、乾燥する時はネットを張ったりして対策をしてください。

ヒマワリの種の保存方法と保存期間

ヒマワリの種はしっかりと乾燥させた状態で、密封容器に乾燥剤と一緒に入れ、冷蔵庫で保管します。冷蔵庫に入れる場所としては、温度変化が少ない奥の方がおすすめ。しっかりと保存できていれば、3年~4年ほど入れっぱなしでもしっかりと発芽してくれます。

これで迷わない!シーン別おすすめヒマワリ品種紹介

庭に植えるのにおすすめのヒマワリ

■モネのヒマワリ|庭に植えるのにおすすめの巨大ヒマワリ

■ロシア|広い庭や畑におすすめの巨大ヒマワリ

鉢植え・プランター飼育にぴったりのヒマワリ

■イオス|1株に沢山花が付くかわいいヒマワリ

■小夏|長く花が咲き続ける世界最小のヒマワリ

切り花にするのにおすすめのヒマワリ

■ビンセント|花粉が出ず部屋に飾るのにぴったりのヒマワリ

初心者にもおすすめの夏の花ヒマワリを子供と育てよう♪

ヒマワリは初心者にも育てやすい夏の花です。

みなさんもぜひ、家族で育ててみてくださいね。

“我が家のヒマワリ情報”は、コメントからよろしくお願いします♪

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