ミミカキグサ・カリキリフィダを育ててみよう!

おもしろい食虫植物「ミミカキグサ」を育ててみよう!

食虫植物というと、「ハエトリソウ」や「サラセニア」のように、甘いかおりで虫をひきつけて捕まえるのをイメージする方が多いのではないでしょうか。

食虫植物の中でも、「ミミカキグサのカリキリフィダ(Utricularia calycifida)」は、葉の中ではなく地下茎や水中に小さな捕虫嚢(ほちゅうのう)を持っており、そこにミジンコなどの小さな生物を吸い込んで捕食します。

今回は、このミミカキグサのカリキリフィダについて、育て方から特長まで、詳しくご紹介します!

ミミカキグサ カリキリフィダとは

ミミカキグサは、湿地や湿原などのジメジメした場所に生えている食虫植物です。

今回紹介しているミミカキグサカリキリフィダは、南アメリカの熱帯地域が原産ですが、実は日本にもミミカキグサが自生しています。

  • ミミカキグサ:日本で一番良く見られるミミカキグサ。夏~秋ごろにかけて黄色い小さな花を咲かせます。本州から沖縄まで、広い地域の湿地に生えている。
  • ムラサキミミカキグサ:日本各地に生息しているけれど、数が減っていて貴重。
  • ホザキノミミカキグサ:ムラサキミミカキグサと同じで紫色の花を咲かせる。花が茎の先のほうに沢山集まって咲くのが特長。
  • ヒメミミカキグサ:とても小さなミミカキグサで、淡い紫色をしています。東海地方の湿地にしか生えていないとても珍しい食虫植物で、湧き水湿地にひっそりと咲く姿は、とても神秘的。絶滅

ミミカキグサ・カリキリフィダはどこで購入できる?

ミミカキグサは、北アメリカ原産の地生(陸生)で、比較的育てやすい食虫植物として人気があります。主に、ホームセンターなどの食虫植物コーナーに置かれていますが、楽天市場やyahooショッピングなどのオンラインショッピングでも購入することができます。

ミミカキグサ・カリキリフィダの育て方

ミミカキグサ・カリキリフィダの用土

ミミカキグサ・カリキリフィダは、他の食虫植物と同様に、肥料分の少ない、酸性の用土を好みます。

具体的な用土としては、以下のものが適しています。

  1. 水苔(ミズゴケ)単用:初心者におすすめ★★★
    • 最も一般的で、安定して育てやすい用土です。特に、乾燥水苔を水で戻したものや、生のミズゴケを使用します。ミズゴケは保水性が高く、ミミカキグサが必要とする湿潤な環境を保つのに適しています。
    • 水苔は、雑菌や害虫の発生が少ないとされているので、植物が病気にかかりにくくなります。
    • 水苔には栄養が少ないため、栄養過多で根腐れしてしまうリスクを減らすことができます。
    • 水苔のデメリットは、劣化が早いため、1年に1回程度の植え替えが必要になること。場合によっては水苔自体が成長してミミカキグサの成長を邪魔することがあるので、定期的なチェックが必要です。
  2. ピートモスとその他の混合用土:上級者におすすめ★★★
    • 酸度未調整のピートモス単用、または鹿沼土小粒、赤玉土小粒などを等量配合した土は、通気性と排水性を確保できるミミカキグサにおすすめの用土です。
    • ピートモスとパーライトの混合: 50%ずつ、またはピートモスを多めにした配合がおすすめ。パーライトは排水性と通気性を高めます。
    • ピートモスと砂の混合: 3:1などの比率で混ぜるのがおすすめ。
    • 水苔とピートモス、パーライトの混合: 上級者の方は、オリジナルの配合で混合用土を作ってみるのもおすすめ。いくつかミミカキグサを手に入れた場合は、どの用土が一番合っているのか、実験してみるのも面白いですね。
    • 混合用土は、水苔よりも劣化が遅いため、2年~3年に1度の植え替えで元気に育てることができます。
    • デメリットは、一番初めに土を複数用意しなければいけないことと、pHや保水性の調整が難しいことです。

用土を選ぶ際のポイント:

  • 肥料分を含まないこと: ミミカキグサは、土中の微生物などを捕食して栄養にするので、肥料は不要。肥料分を含む用土は根腐れや生育不良の原因になります。
  • 保水性があること: ミミカキグサは湿潤な環境を好むため、常に土が湿っている状態を保つ必要があります。
  • 通気性を考慮すること: 過度に締め固まった土は根の呼吸を妨げるため、ある程度の通気性が重要です。

植え付けと管理のヒント

  • 腰水栽培: 鉢底を常に水に浸しておく「腰水栽培」がおすすめです。これにより、用土が常に湿った状態を保てます。
  • 水質: カルキ分の少ない水、例えば雨水や蒸留水、RO水(逆浸透膜水)などが理想的です。
  • 日照: カリキリフィダは色々な種類がありますが、どの品種も明るい日陰を好む種類が多いようです。直射日光が強すぎると葉焼けを起こすことがあるので注意が必要です。テラリウムや窓辺での栽培にも適しています。
  • 湿度: 比較的高い湿度(60-90%)を好むため、乾燥しすぎないように注意が必要です。

これらの点を考慮して、ミミカキグサのカリキリフィダに適した用土を選び、適切な環境で育ててあげてください。

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