なすの基本情報
夏野菜の代表格、なす。焼いたり揚げたり煮たり、様々な食べ方ができますよね。しかし、子供が苦手な野菜のランキングにも登場してしまう残念な野菜でもあります。
今回はそんななすの基本情報や豆知識を知ることで、少しでもなすを身近に感じてもらえるような情報を発信していきます。ぜひ、なすのすごいパワーをチェックしてみてくださいね。
なすはいつ日本に来たの?
なすの原産国はインドです。インドから西へ向かったナスは、5世紀より前に古代ペルシャや、アラビア半島に伝わり、その後中国や日本にも伝わりました。日本にナスが伝わったのは、平安時代の頃と言われています。東大寺正倉院には、天平勝宝2年(750年)に献上されたナスの記録が残っており、これが日本最古のナスの記録です。
なすの産地と旬はいつ?
なすの主な産地は、群馬県、茨城県、栃木県、高知県、佐賀県などです。夏は露地栽培で、秋はハウス栽培で生産されています。旬は夏から秋です。
なすの食べ方と栄養素
なすの食べ方には、煮物、炒め物、天ぷら、揚げ物、漬物など、様々なものがあります。なすの皮には、栄養素が豊富に含まれているので、皮付きで食べるのがおすすめ。濃い紫色が美しく、料理の見た目も引き立たせてくれます。
なすの栄養素は主に、ビタミンC、ビタミンB群、カリウム、食物繊維。栄養価が高く、様々な料理に使える万能食材です。
なすの体に良い効果
なすには、体に良い効果がたくさんあります。
- ビタミンCが豊富に含まれているので、皮膚や粘膜の健康を維持し、風邪の予防に効果的。
- 食物繊維が豊富に含まれているため、便秘の予防・改善に効果的。
- ナトリウムを排出する働きがあるため、むくみの予防・改善に効果的。
- 抗酸化作用が強いため、成長期の子供にぴったり。
なすは、水分が多くカロリーが低いため、ついつい食べすぎてしまう夏休みに積極的に取り入れたい野菜です。
なすの豆知識
なすの色は紫だけじゃない!
なすと言えば紫色を思い浮かべますが、実は白や緑などもあります。白いなすは紫のものよりも甘みが強く、とろけるような食感が特長。緑色のなすは紫のなすに比べて、アクが少なく、さっぱりとした味わいが特徴です。なすが苦手な子供もちょっと食べて見たくなりそうですよね。
実はなすを使ったことわざが日本には沢山ある
なすを使ったことわざが日本にはたくさんあるのを知っていますか?
その中でもよく知られているものには以下のようなものがあります。
- 秋なすは嫁に食わすな(秋に収穫されるなすが一番おいしいので、姑が嫁に食べさせないという説と、なすは体を冷やすので嫁の体を気づかっているという説がある。)
- なすの花と親の意見は千に一つも仇がない(なすの花は美しく、親の意見も正しいので、どちらも反対することはないというたとえ。)
- 瓜の木に茄子はならぬ(親と子供は似ているから、親が優秀であれば、子は必ずしも優秀とは限らず、親が劣っていれば、子は必ずしも劣っているわけではないということ)
なすは子供の自由研究にもおすすめ!
なすは夏野菜の代表格で、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。なすを使った自由研究のテーマは、いろいろなサイトで紹介されていますが、以下のヒントを参考に、オリジナリティあふれる研究を考えてみてくださいね。
- なすの色素の変化を調べる
- なすの成長過程を観察する
- なすの栄養価を調べる
- なすの食べ方について調べる
- なすを使った料理レシピを考える
なすは身近な野菜なので、自由研究に最適!ぜひ挑戦してみてくださいね。
なすを克服してちょっと大人な夏にしょう!
今回はなすについてご紹介してきました。一般的に出回っている紫色のなすとは一味違ったなすも登場しているので、ぜひ食べ比べてみてくださいね。どうしても食べられない子も、自由研究のテーマにしてみることで、少し身近に感じられるかもしれませんよ。挑戦したら、ぜひコメントで教えてくださいね。
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