とうもろこしの基本情報|子供に教えたい自由研究のヒント・豆知識・健康効果【夏が旬の野菜】

とうもろこしの基本情報

とうもろこしは夏の風物詩として親しまれている野菜で、甘くてみずみずしい味わいは子供たちにも人気がありますよね。栄養価が高いとうもろこしは、手軽には育てられないけれど比較的安く手に入るので、夏の食卓に積極的に取り入れたい野菜です。今回はそんな身近なとうもろこしの基本情報や豆知識などをご紹介していきます。ぜひ、今年の夏もとうもろこしを食べて、元気に乗り切りましょう!

とうもろこしの原産国と歴史

とうもろこしの原産地はメキシコやボリビアなどの中南米です。5,500年~7,500年ほど前に野生種のトウモロコシが栽培化され、広がっていきました。

とうもろこしはスペイン人によってヨーロッパに伝えられ、その後、世界各地に広まりました。今現在では世界中で栽培されている作物で、人が食べるだけでなく動物のエサなどにも利用されています。

とうもろこしはいつ日本に入ってきたの?

とうもろこしが日本に伝来したのは16世紀ごろ。1543年にポルトガル人が種子を持ち込んで、九州に植えられたといわれています。その後、とうもろこしは全国に広がり、現在では日本の主要な農作物の一つとなっています。

とうもろこしは何県産が多い?

国産のとうもろこしは、北海道、茨城県、千葉県、宮城県、長野県などで多く栽培されています。特に、北海道はトウモロコシの栽培面積が全国1位で、収穫量も全国2位。北海道のトウモロコシは、日照時間の長さや土壌の肥沃さなどから、甘みが強くやわらかいのが特長です。

とうもろこしの旬はいつ?

とうもろこしの旬は、一般的に6月〜9月中旬です。収穫後すぐが食べごろ。とうもろこしは鮮度が落ちやすい野菜ですので、とりたてを食べるのがおすすめです。

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とうもろこしの食べ方と栄養素

とうもろこしは、色々な調理方法ができるのが魅力。そのまま食べても美味しいですが、バターや塩コショウ、マヨネーズ、チーズなどをつけて食べるのもおすすめです。では、ここからは調理例を見て行きましょう!

・茹でる

とうもろこしを洗う。

沸騰したお湯にとうもろこしを入れ、3〜5分ほど茹でる。

竹串を刺して、スッと通れば食べ頃。

とうもろこしは水から茹でてしまうと甘みが逃げてしまうので、沸騰したお湯に入れ、茹ですぎないように注意します。

・焼く

とうもろこしを洗って、水分を拭き取る。

オリーブオイルを塗り、塩コショウで味付けする。(お子さんが小さい場合はコショウ抜きがおすすめ)

200度に予熱したオーブンで10〜15分ほど焼く。

竹串を刺して、スッと通れば食べ頃。

・蒸す

とうもろこしを洗って、水分を拭き取る。

蒸し器に水を沸騰させとうもろこしを入れ、10〜15分ほど蒸す。

竹串を刺して、スッと通れば食べ頃。

・揚げる

とうもろこしを洗って、しっかりと水分を拭き取る。

とうもろこしに小麦粉をまぶす。

170〜180度に熱した油で、5〜7分ほど揚げる。

油を切って、塩で味付けする。

とうもろこしの栄養とすごい効果

とうもろこしは美味しいだけでなく、栄養とすごい効果があります。美味しく食べて健康的になれるなんで一石二鳥ですね。

栄養と効果

  • ビタミンB群は、エネルギーの代謝や神経系の働きを助ける。
  • ビタミンCは、風邪の予防や皮膚の健康に役立つ。
  • ビタミンEは、抗酸化作用によって、細胞の老化を防ぐ。
  • ミネラルは、骨や歯の形成、筋肉の働き、血液の流れを助ける。
  • 食物繊維は、腸内環境を整えて便秘の解消や大腸がんの予防に役立つ。
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とうもろこしの豆知識

日本で流通しているとうもろこしの90%がエサ!

2021年度の日本のとうもろこしの国内流通量は約1,500万トンで、そのうち食用は約150万トン、飼料用は約1,350万トンでした。つまり、日本のトウモロコシの国内流通量のうち、飼料用が約90%を占めているんです。これは日本の畜産業が発展しているのが理由。栄養価が高く美味しいとうもろこしは、人間だけでなく動物にも人気なんですね。

食用のとうもろこしは国産よりも輸入が多い

日本は食用とうもろこしの約90%を輸入しています。主な輸入国はアメリカで、輸入量の約90%を占めています。その他、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイからの輸入も多いです。

とうもろこしを食べ終わった後の白い部分は茎じゃない!

みなさんはとうもろこしを食べ終わった後に残る白い部分、これをなんと呼んでいますか?茎と呼んでいる人も多いと思いますが、実はこれは茎ではありません。とうもろこしの茎は、とうもろこしの根元から伸びている長い棒状の部分です。とうもろこしの白い部分は、とうもろこしの穂軸と呼ばれる部分で、とうもろこしの粒を支える役割をしています。

とうもろこしはプランターでも栽培できる

とうもろこしは地上部が大きく育つため、プランターでの栽培は難しそうですよね。しかし、肥料を吸収する力が強いため、肥料さえ足りていればプランターでも元気に育つんです。深さ30cm以上、直径40cm以上のプランターが置けるスペースがあるのなら、一度は挑戦してみたいですね。

とうもろこしは子供の自由研究にもおすすめ

とうもろこしは夏に新鮮なものがスーパーに沢山ならびます。これを工夫して利用すれば、夏休みの自由研究にもなりますよ。

とうもろこしを使った自由研究のヒントをご紹介します。

  • とうもろこしの成長過程を観察する。(プランターと地植えの違いなど)
  • とうもろこしの品種の違いを調べる。
  • とうもろこしを使った料理レシピを考える。
  • とうもろこしの栄養価を調べる。
  • とうもろこしの歴史を調べる。
  • とうもろこしの文化的背景を調べる
  • とうもろこしを使った工作をする。(葉や食べ終わった後の穂軸を使えばエコ!)
  • とうもろこしを使ったゲームをする。
  • とうもろこしを使った詩や絵を描く。
  • とうもろこしを使った歌を作る。

とうもろこしを使った自由研究は食べて美味しい、作って楽しい体験ができるので、想像力が育まれます。

とうもろこしを美味しく食べて元気に過ごそう!

とうもろこしは子どもから大人まで、幅広い世代に愛されている食材です。世界には私たちがなじみ深い黄色のとうもろこしだけでなく、白や赤、オレンジ色など、色んな種類の品種があります。生で食べたり、茹でたり、焼いたりと、様々な調理法で食べられる魅力的な野菜なので、旬の時期にはぜひ食卓に沢山登場させて味わい尽くしましょう!

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