インゲンの基本情報
たんぱくでサッパリとした味わいのインゲン。ほんのりとした甘さと風味が特長で、和食はもちろん、中華や洋食などにもよく使われます。旬は6月~9月で、収穫後に追熟させることで10月頃までおいしく味わえる野菜です。脇役になりやすい野菜ではありますが、栄養価が高く、家庭でも比較的簡単に育てられることから人気があります。今回はそんなインゲンを身近に感じる基本情報や豆知識などを情報をお届けします。
インゲンの原産国はどこ?
インゲンの原産国は中南米です。紀元前5000年頃にメキシコで栽培され始めたとされており、その後、南米、北米、そしてヨーロッパに広まりました。
インゲンの歴史・日本に入ってきたのはいつ頃?
インゲンが日本に入ってきたのは16世紀頃。 ポルトガル人によって日本に伝えられたとされています。 インゲンは当時の日本ではとても珍しい野菜だったので、貴族や僧侶などの一部の人々しか食べていませんでした。しかし 江戸時代になると一般の人々にも広がり、家庭の食卓にのぼるようになりました。
インゲンの産地と旬はいつ?
インゲンは、日本全国で栽培されていますが、主な産地は、千葉県、茨城県、静岡県、愛知県、兵庫県などです。インゲンの旬は6月から9月。この時期はさやが柔らかく甘みがあり、栄養価も高いです。
インゲンの食べ方と栄養素
インゲンの食べ方には、様々な調理方法があります。
一例をご紹介します。
- 茹でる:インゲンは茹でるとシャキシャキとした食感になり、甘くなります。
- 炒める:インゲンは炒めると香ばしい香りが出ます。さっと炒めるのがポイント。
- 煮る:インゲンは煮ると柔らかく仕上がります。煮る際は、水またはだしを加えて、いんげんが柔らかくなるまで煮ます。
- 揚げる:インゲンは揚げるとサクサクとした食感になります。さっと揚げるのがポイント。
- 漬ける:インゲンは漬け物にすると、さっぱりとした味わいでおつまみにもなります。
- サラダにする:いんげんは、サラダにすると、彩りよく仕上がります。サラダにする際は茹でて水気を切り、お好みのドレッシングやマヨネーズで和えます。
これらの食べ方以外にも、カレー、シチュー、炒め物、天ぷら、ハンバーグ、パスタなどにも合いますよ。
インゲンのすごい栄養と効果
- ビタミンC:インゲンには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは、風邪の予防や皮膚の健康に効果的です。
- 食物繊維:インゲンには、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整えるので、便秘の解消にも効果的です。
- 鉄分:インゲンには鉄分が豊富に含まれています。鉄分は貧血の予防に効果的です。
- 葉酸:インゲンには、葉酸が豊富に含まれています。葉酸は、妊娠中の女性に特に必要な栄養素です。
インゲンの豆知識
インゲンには色々な名前がある!
インゲンは、日本全国で食べられている野菜ですが、実は地方によって呼び方が変わります。
例えば、関西地方では「いんげんまめ」と呼ばれており、これはインゲンの種を食べることから付けられたといわれています。
また、九州地方では「さやえんどう」と呼ばれており、これはインゲンのさやを食べることから付けられたといわれています。
みなさんのご家庭ではどちらで呼んでいますか?
インゲンは子供の自由研究にもおすすめ
インゲンは成長が早く、家庭菜園でも比較的簡単にできるので、夏休みの自由研究にもおすすめです。インゲンの自由研究は、深く知ることができるだけでなく、植物や食や文化など、さまざまな分野について学ぶことができるので、とてもおすすめです。そして、なにより美味しく食べられるのもいいですよね。
では、インゲンを使った自由研究のヒントの一例をご紹介します。
- インゲンの発芽と成長を観察する
- インゲンの種類や品種を調べて食べ比べる
- インゲンの食べ方やレシピを考える
- インゲンの栄養価について調べる
- インゲンの歴史や文化について調べる
- インゲンを使って生垣やグリーンカーテンを作ってみる
- インゲンのつるを使った工作を作る
インゲンを育てて、食べて、研究してみよう!
インゲンは家庭菜園で育てることができ、次々できてくるので収獲する楽しみも体験できます。栄養価が高く色々な料理に使えるので、レシピを考えるのも良いですね。みなさんもぜひ、インゲンを育てたり食べたりして身近に感じてみてくださいね。
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