オランダってどんな国?
みなさんは、オランダという国を知っていますか?
オランダは運河やチューリップ、風車のある「のどかな風景」が有名で、サッカーが強いことでも知られています。私たちになじみ深い“コロッケ”も、オランダが発祥なんですよ。
今回はこのオランダの魅力を、基本情報といっしょに紹介します!
オランダは運河と風車に守られた土地
オランダ語で国名をあらわすと「Nederland(ネーデルランド)」と言います。これは、低い土地の国という意味があり、オランダの国土の4分の1が海よりも低いことから付けられました。
水は低いところに流れるので、昔は水害が多かったんです。
水害になやまされていたオランダでは、街をかこむように風車をつくり、水が入ってきた時には排水ポンプとして街に入った水を外に出していました。このおかげで、アムステルダムはほとんど洪水にあわなくなりました。
他にも水門をつくり、敵がせめてきた時に洪水をわざと起こして首都を守るなど、水を上手に使うことで人々を守ってきた歴史があります。今でも運河は移動手段や観光にかかせない存在として大切にされています。
2010年には「アムステルダムの環状運河地区」が世界遺産にも登録されたんじゃ。
オランダがある場所はどこ?
オランダは、西ヨーロッパの国。みなさんが普段オランダと言っているオランダ国の「本土」は、東はドイツ、南はベルギーに接していて、北と西は海に面しています。実はこれにカリブ海の三つの国(アルバ、キュラソー、シント・マールテン)を合わせることで「オランダ王国」ができています。
日本の本州・北海道・四国・九州・沖縄といったイメージです。
オランダの基本情報
人口 | 約1738万人 |
首都 | アムステルダム(政治の中心はデン・ハーグ) |
面積 | 41,864㎢(九州とほぼ同じ) |
宗教 | 無宗教が約50% キリスト教(カトリック23.7%、プロテスタント15.5%) イスラム教、ヒンズー教、仏教など。 |
政治体制 | 立憲君主制 |
オランダの気候
オランダは北海道よりも北にありますが、意外にも一年中過ごしやすい気候です。
そして、日本と同じように春夏秋冬があります。
春(3~5月)
一日の天気や気温の変化が激しい時期です。3~4月はまだまだ寒く、冬用のコートやマフラーが必要ですが、徐々にかわいい花が咲きはじめます。
オランダのチューリップは、4~5月が見ごろです。
夏(6~8月)
30度を超える日は少なく湿度も低いため、日本の夏に比べてすずしく感じます。ジメジメする梅雨はありません。夜の9時ごろまで太陽がでています。
秋(9~10月)
秋はとても短く、どんよりした曇りの日が多くなります。天気も不安定で風も強いため、レインコートなどの雨具があると安心です。
冬(11~2月)
東京と同じくらいの気温ですが、どんよりした曇りの日が続きます。1~2月には気温がマイナスになることもあります。
オランダの言語
公用語はオランダ語、フリジア語(一部地域のみ)
オランダ語は英語やドイツ語に似ています。
周りの国々との関わりも深いので、オランダ国民は外国語教育にとても熱心です。
そのため、子どもから大人まで、ほとんどの人が英語を話せます。
オランダの通貨
オランダはEU加盟国なので、€(ユーロ)を使っています。
日本よりもキャッシュレスが広がっており、最近ではあまり現金を使わなくなっています。
オランダ人の人柄・気質ってどんな感じ?
オランダ人は、時間に厳しく、真面目、そして正直な人が多いようです。思ったことは、とにかく何でも正直に話してくれます。だから、おしゃべりも大好きです!カフェにはコーヒーを飲みながらおしゃべりをするオランダ人がたくさんいます。
オランダ語が話せない人がいると、英語で話すなど、相手の立場を考えて行動できる人がたくさんいるそうですよ。
寄付の多さも世界でトップクラスで、オランダ人は他人に愛情深いと言われています。
また、社会全体で家族を大切にする人をサポートする仕組みが作られています。
自然と向き合い、人との関係を大切にする国、オランダ。
ぜひ、旅行してみたいですね。
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