オープニング
こんにちは!
「わらしの別荘」家主の高月すみれです。
このポッドキャストは“座敷わらしがたまに遊びに来たくなるような家”を目指して奮闘する私が、曜日ごとに異なるテーマを設けて、あれやこれやを呟いてゆく、番組です。
不定期配信にはなりますが、家事や通勤、ちょっとした隙間時間などに聞いて頂けると嬉しいです。
木曜日のテーマは「コレ知りたい!」です。
この番組は、“子供と一緒にできること”がコンセプトのウェブサイト「こっどいしょ」の協力のもと、配信しています。
それでは今日も、はじまりまーす。
改めまして、おはようございます。
木曜日、みなさんいかがお過ごしですか?
私は、今週は、通院や子供の用事などでなかなか自分の時間が取れなかったので、今日はやっと静かに家事や仕事をこなしています。
子育てでも、介護でも、仕事でも、家にいる時間が長くなると、
なかなか
ここからは家事
ここからは仕事
ここからは自分の時間
と区切ることができず、気分転換をするのが難しいですよね。
私は今まで、『自分が、自分のためだけに、好きなことをやる』という時間がとても少なく、それを長年続けていたら、自分が何をしたいのか、何に心を動かされるのか、分からなくなってしまいました。
今でもあまり自分のために時間を使うことが上手ではありませんが、そんな中でも最近気分を入れ替えるために興味が湧いているのが、美味しい飲みものを探すことです。
カルディで珈琲豆を選んだり、ルピシアで紅茶や緑茶を選んだりしている時間は、とても楽しく、帰ってから自分のためだけに入れる飲み物は、格別です。
木曜日のテーマは「コレ知りたい。」です。
今回は、このコーヒーや紅茶を飲む上で知っておきたい“カフェインについて”の情報をお届け。
まずは、その前に、今回も「今日もなんの日?」から、確認していきましょう。
6月29日はなんの日?
佃煮の日
全国調理食品工業協同組合が2004年に制定した記念日です。
佃煮の発祥の地である東京・佃島(つくだじま)の氏神である住吉神社が創建されたのが1646年6月29日だったことから、記念日になりました。
みなさんは佃煮って食べていますか?
私は小さい頃は朝食によく出ていたので食べていましたが、大人になってからは朝はパンにしてしまうことが多くなり、そういえば、最近めっきり食べなくなってしまいました。
佃煮の定義とは、砂糖と醤油で甘辛くした小魚、海藻、貝類のことを言い、割と最近になって登場したのが、牛肉を使った佃煮だそうです。
東京都中央区佃には、佃煮の老舗が今なお残っていて、お店の前を通るだけで、甘辛い食欲をそそる香りが漂います。
「つくだに 丸久(まるきゅう)」
「佃煮 天安本店」
「佃源 田中屋」
の3店舗は、どれも老舗の江戸前佃煮を販売しているお店として有名です。
ホカホカの白ご飯に乗せて食べる甘辛い佃煮。
想像しただけで食欲をそそりますね。
これからの季節、冷たいお茶漬けのお供としても大活躍しそうです。
私も近々東京に行く用事があるので、ちょっと足を伸ばして買ってこようと思います。
また食べたら感想をお伝えしますね。
星の王子さまの日
『星の王子さま』で知られるフランスの作家のアントワーヌ・ド・サンテグジュペリの誕生日を記念して作られました。
彼は“サンテックス”という愛称でも知られていますよね。
私知らなかったんですけど、彼は飛行士でもあり、郵便輸送のパイロットとして欧州-南米の飛行航路を開拓するのにも一役かったようですよ。
彼の人生は戦争によって終わってしまいましたが、50年以上経った2000年、サン=テグジュペリの乗っていた飛行機が発見され、世界中に知れ渡りました。
星の王子様は、日本でも人気が高い作品ですよね。
”心で見なければものごとはよく見えないってこと。 大切なことは目に見えないんだよ。”という言葉は、星の王子様を読んだことがない人も、聞いたことがあるのではないでしょうか。
今年の3月までは箱根にも「星の王子様ミュージアム」がありましたが、残念ながら老朽化で閉館してしまいました。
星の王子様は作品の発表から長い年月が経っていますが、今なお世界中の人に愛されています。
日本でも「星の王子様メッセージアプリ」というものがリリースされており、星の王子様の世界観の中で、見ず知らずの人の生活や心の中をそっと覗けるようなアプリとなっています。
優しいメッセージが優しいフォントでつづられていて、バックではヒーリングミュージックが流れているので、本当に癒されますよ。
自分が気になる投稿をタップすると、話す、いいね、わかるの3つの選択肢から相手に贈りたい気持ちを伝えることができます。
日々のささいなことが発信されているアプリなので、誰かと繋がりたいけれど、傷つきたくない、心を乱されたくないという人におすすめです。
6月29日が誕生日の有名人をご紹介します!
体操のお兄さんとして有名な「小林よしひさ」さん。
ダンサーのパパイヤ鈴木さん。
俳優では井川遥さん、倍賞千恵子さんなどがいらっしゃいます。
今日お誕生日の方、おめでとうございます。あなたにとって今年1年が素敵なものになりますように。
また、座敷童ちゃんが幸せを運んできてくれますように。
カフェインのお話
さて、ここからは、今日のテーマ「これ知りたい!」
今回は「カフェイン」についてのお話です。
みなさんは、毎日、どんな飲み物を主に飲んでいますか?
お子さんがいる家庭では、赤ちゃんの頃は、緑茶よりも「麦茶」が良いということで、そのまま子供が大きくなっても麦茶派の人が多いのではないでしょうか?我が家も麦茶派で、毎日2回、5Lタイプのやかんで沸かしているのですが、この時期は追いつかなくなって急いでつくることもしばしばです。
そんな時、ついつい「アイスコーヒーでいっか」と、飲み始めてしまうと、仕事をしながら2杯、3杯とおかわりしてしまうことがあります。
そうなると、しばらくすると吐き気や動機が起こって「うわっ!しまった・・・飲みすぎた!」と後悔することの繰り返しです。
私は元々カフェインには強いタイプで、紅茶やコーヒーをお茶や水よりも多く飲んでいましたが、産後、私は珈琲はもちろん、紅茶や緑茶のカフェインにすら、身体が反応してしまうようになりました。
調べてみたら、私のように、産後体質が変わってしまって、カフェインがダメになってしまった、という人多いんですね。
好きな飲みものを好きなだけ飲めないのは残念ですが、これも身体からのSOSサインだと思って、極力カフェインを減らす生活をしようと心がけ、最近ではデカフェのコーヒーやカフェインレスの紅茶をカルディやルピシアで選んで飲むようになりました。
時間がある時はそれらを入れてゆっくりと味わうのですが、忙しい時はペットボトルのアイスコーヒーや、カルディの紙パックのアイスティーを飲んでしまいます。
この時期、お湯を沸かしてお茶を入れるのが面倒に感じてしまうのは、私だけじゃないはず。
そこで、今回は、カフェインとはそもそもなんなの?
どう私たちの体に関わっているの?
カフェインを上手に取る方法は?
という「これ知りたい!」を解消できるお話ができれば良いなと、思います。
では、まずはそもそも、カフェインとはどんなものなのか、みなさんはご存知でしょうか?
調べてみると苦み成分である「アルカロイド」がそれに当たるそうで、コーヒーや紅茶、緑茶の茶葉の中に含まれています。
人間は脳内が興奮してくると「アデノシン」という物質が出て、体や心を落ち着かせようとします。このアデノシンが自分にブレーキをかけてくれる役割をしているんですね。しかし、カフェインはこのアデノシンの働きをブロックして、どんどんいこー!とアクセルを踏む役割を果たしています。
朝起きた時にカフェインをとると「目が覚める感じがする」
眠たい時や、もう一息頑張りたい時にとると「集中力が上がる気がする」
という効果を感じるのは、そのためなんですね。
もちろん、カフェイン自体は悪いものではなく、健康な大人ならマグカップのコーヒーを2~3杯程度なら問題はありません。
朝、目を覚ますためにコーヒーを飲むという人も多いですよね。私もその一人です。でも、その延長でダラダラとコーヒーを飲み続けてしまうと、カフェインの摂りすぎになってしまうんですね。
ホットコーヒーとアイスコーヒーでは、アイスコーヒーの方が水分量が多いのでカフェインが少なく感じますが、この時期は無意識にがぶがぶ飲みすぎてしまい、結果的に取りすぎてしまったー!ということになってしまいます。
カフェインの摂りすぎは、動悸や吐き気だけでなく、利尿作用としても出ることがあるので、「なんかトイレ近いな」と思った時には、カフェインをとりすぎていないか、確認してみてくださいね。
じゃぁ、「最近話題になっている、カフェインレス、ノンカフェイン、デカフェ」を飲めば、カフェインを気にしなくていいんじゃないの!?と思いませんか?
確かにそうなのですが、これらの違い、皆さんはご存知でしょうか?
カフェインレスとデカフェは同じ
結論から先にお話ししますが、「カフェインレス」と「デカフェ」は同じものです。
カフェインレスコーヒーは、カフェインを90%以上除去したコーヒーのことを、カフェインレスと表示することができます。
デカフェとは、デカファイン(decaffeinated)の略で、カフェインを除去したコーヒーのことを言います。
最近では大手コーヒーショップでも、“液体二酸化炭素製法”や“マウントウォーター製法”という方法で、カフェインを抜いた商品を販売しており、“カフェインレス”や“デカフェ”と書かれているのが、それに当たります。
利用したことがある!という人もいらっしゃるのではないでしょうか?私はあまりコーヒーショップには行きませんが、行った時には必ずデカフェで注文します。
余談ですが、私なんだか某コーヒーチェーン店の「ディカフェ」のイントネーションが分からず、いつもカフェイン少ないもので・・・・っていっちゃうんですけど、それでもちゃんと対応してもらえます(笑)
お店によって異なりますが、デカフェやカフェインレスを注文する際には、追加料金が数十円かかったり、提供までに時間がかかったり、一部の商品は変更できなかったりする場合もあるので、注文の時に聞いてみてくださいね。
詳しい方法は割愛しますが、ドリップコーヒーやエスプレッソを使った商品ならば、カフェインレス、デカフェに変更することができるそうですよ。もちろん、アイス、ホット両方で対応してもらえます。
この方法で抽出されるコーヒーは、味や風味は損なわず、なおかつ95%~99%以上のカフェインを除去できることから、妊娠中の女性やカフェインが苦手な人にもおすすめです。
この方法を使っても、カフェインは100%抜けているわけではありませんが、「カフェインを避けたいけれど飲みたい!」という時に安心ですね。
では、カフェインレスとデカフェに対して、ノンカフェインとはどういうものなのでしょうか。
ノンカフェインとは、カフェインが全く含まれていない飲み物や食品のことを指します。
実際にコーヒー豆や紅茶、緑茶の茶葉から100%のカフェインを抜き切ることは難しいので、正確にはノンカフェインと書かれていても、0.数パーセントカフェインが含まれている商品も多々あります。
完全にノンカフェインの飲み物を選びたいのであれば、麦茶、ハーブティー、ルイボスティーなどが、これに当たります。
妊婦さんにおすすめされている“たんぽぽコーヒー”も、コーヒーという名前が付きますが、ノンカフェインの飲み物です。
これは、たんぽぽの根っこを使ったコーヒーで、味は本物のコーヒーと比べると土っぽく感じてしまいますが、カフェインを完全に除去した飲み物を味わってみたい!という人は、ぜひ試してみてくださいね。
日常のカフェインとどう付き合う?
カフェインが少ない飲み物が注目されていることは分かったけれど、それでも手軽に飲めるコーヒーや紅茶は、毎日忙しく動き回っている私たちにとって欠かせないものですよね。
コーヒーには肉体疲労を軽減させる効果や、コレステロール値を下げる効果があり、緑茶や紅茶には抗菌作用があり、虫歯予防のフッ素も含まれています。
ついついカフェインを悪者にして避けがちになってしまいますが、ただ美味しいだけでなく、身体にも良いこれらの飲み物は、飲みすぎず上手に付き合っていけば、私たちのパワーになってくれます。
一般的には、コーヒーに最もカフェインが多く、次に緑茶、紅茶の順にカフェイン量が少ないと言われているので、朝はコーヒー、昼以降は緑茶や紅茶、夕方以降は麦茶や水など、夜の睡眠を妨げないよう、寝る前にかけてカフェインを減らすような飲み方をする、といったように、飲み方に工夫をしていきたいですね。
最近ではストレスが多い人に「お茶やコーヒーをいれること」をすすめている本も沢山出ています。
簡単な作業に集中して取り組むことは、気持ちに区切りをつけてリフレッシュ効果があるそうですよ。
確かに豆を選んだり、茶葉を選んだりする時間、コーヒーや紅茶を入れる一連の作業は、余裕がある時にしかできませんが、かけがえのない時間になっています。
エナジードリンクは危険!?
カフェインと言えば、私たち親が知っておきたいのが「エナジードリンク」に含まれているカフェインの話です。
最近では自販機などで手軽にエナジードリンクが買えるようになりましたよね。
私も、下の子を連れて公園に行った時、小学校4年生の上の子のお友達がみんなでエナジードリンクを飲んでいるのを見て、とても衝撃を受けました。
というのも、2017年か2018年頃だったと思うのですが、海外でエナジードリンクを子供が手軽に買うことができないよう規制する、というニュースがあって、それに関連して、海外の子供のエナジードリンクに関する依存度が報道されていました。当時「エナジードリンクってそんなに依存性が高いの?」と衝撃で、今回このポッドキャストを配信する前に調べてみましたが、やはり規制の動きはその後も広まったようですね。
日本ではエナジードリンクはこうやって普通に手に入りますが、イギリスなどではそもそも子供が購入できないように規制もされています。
うちの子は炭酸が飲めないのでまだ飲んではいませんが、周りがこれだけ飲んでいたら、興味が湧いてしまうのも無理はないでしょう。
お友達いわく
「学校の疲れが取れる」
「宿題を集中して終わらせられるから、ゲームの時間が取れる」
「夜遅くまで起きていても眠たくならない」という話をしているそうです。
子供には健やかに成長して欲しい。
コーヒーや紅茶のカフェインを飲みながら言うのもおかしいですが、自分の体の栄養になるものを上手にとって、健康的に大人になって欲しいものです。
今日、子供たちが帰って来たら、エナジードリンクの話を、今一度してみようと思います。
今回はカフェインについてお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
最近では悪者として扱われがちなカフェインですが、適度に取り入れているのであれば、問題はありません。
体が喜ぶコーヒーや紅茶、緑茶の飲み方をして、日常のリフレッシュや潤滑油として上手に付き合っていきたいですね。
今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
高月すみれでした。
お知らせ
このポッドキャストは、ゆくゆくは聞いてくださっている皆さんと繋がれる場所にしたいと思っています。
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このポッドキャストは、子育て応援サイト「こっどいしょ」にコラムとしても投稿されています。
詳しくはこのポッドキャストの概要欄にリンクを張っておきますので、確認して頂ければ嬉しいです。
お聞きいただき、ありがとうございました。
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